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フェイスブック社の価値はいくら?






 (ウォールストリートジャーナル電子版 11月29日)によると、アメリカのフェイスブック社が、2012年4月~6月に株式公開(IPO)を検討していて、さらにその時価総額は1000億ドルにも上る可能性があるとのこと。

 時価総額とは、その会社の株式をすべて買い占めるのに必要な金額のことです。すなわち、(株価)×(発行済み株式総数)で表される数値で、会社の価値を示す最も重要な指標の一つとなっています。

 さて、時価総額1000億ドル(≒8兆円)といえば、日本で最も時価総額の大きいトヨタ自動車に匹敵するほどであり、世界で見ても少なくとも上位50傑にはランクインするレベルです。(参考:Marketgeek

 会社の価値というものは、当然利益の大きさや、保有する資産の金額などによって決定されるべきでありますが、果たして本当にフェイスブック社の価値はこんなにも大きいものなのでしょうか。
 



hasesさんのブログ、「財務戦略&投資マインド」の2011年1月の記事、「FaceBookはやはりスケールが違う」には、

(米国では)株主が500人未満の会社には(財務諸表などの)情報開示義務が無い。日本では50人を基準として継続開示義務を課しているのと比べ、「相当に緩いな」(中略)

フェイスブック社は既に、従業員とかベンチャーキャピタルとか多くの株主がいるようですが、499名以内につき情報開示をせずに済んでいるとのこと。それにしても、未上場企業で何百人も株主がいる会社は日本ではそうそう無いわけで、米国の「緩さ」に多少驚くわけです。



 とあります。少々古い記事なので、現在とは状況が変わっている可能性もありますが、米国における非上場株式の扱いの日本との違いに驚きますね。

 こんなこともあって、フェイスブック社の財務諸表などの情報は一般公開されておらず、インサイダーのみが把握している状態です。




 財務諸表が公開されない限り、我々一般投資家サイドからはその会社の価値を測ることはなかなか難しいです。ウォールストリートジャーナルがどのような方法で時価総額を推定したのかは不明ですが、おそらく世界に8億人というフェイスブック利用者の数を大きく評価したものと思われます。

 Googleは様々な方法で利用者の情報を集め、それをうまく利用することで大きな利益を上げていることで有名ですね。おそらく、フェイスブック社も8億人いる利用者の趣味・交友関係などをうまく収集し、利用することができれば、大きな利益を上げることができると評価されているのでしょう。
 



 世界に8億人もの利用者を抱える世界最大のSNS運営会社フェイスブックの上場に向けて、さまざまな憶測が広がり始めています。「ITバブルの再来だ」などのような、恐怖をあおる論調も時折見られますが、どちらにしろ明るいニュースといえるのではないかと思います。大規模なIPOで注目を集め、株式市場を活気づけてくれるといいですね。
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